週刊あはきワールド 2016年4月27日号 No.471

AZE SHIATSU(阿是指圧)の神髄 その11

アンバランスの要因②…体の前面、体の後面のアンバランス(7)

~腹部の指圧~

日西指圧学院 小野田茂 


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按腹パート2

 腹部は、13のポイントをゾーン、ライン、ポイントに分けて施術します。最初は、掌圧で13のゾーンを触診します。あくまで触診です。指圧を糧とする人は、診断即治療という学校で習った言葉を勘違いして解釈した人が多く、最初から重要穴に圧を入れる人がいますが、圧を入れたらその瞬間に硬結が反応を示して奥に隠れるかもしれません。その硬結がほかの場所に移動するかもしれません。

 ファーストコンタクトが信頼感の有無を生じさせるので、あくまで軽圧を基本とします。触診の手の掌はリラックスした状態でありつつも、小指に力を入れて、労宮を直接患者さんの肌に触れないように隙間を作ります。母指球、小指球と4指の指腹に若干の緊張を継続しつつ集中して接触します。

 鍼の世界ならば、直接肌を観察して、湿り具合、産毛の有無、色具合、総合的な栄養状態、肌の温度などを見て診断の基準にします。しかし指圧の場合は、直接、肌の観察での視診より一枚薄い肌着をつけての間接的な触診のほうが、指腹の敏感さの集中力を高めて虚実の診断がより可能になります。この間接的な診断を阿是指圧においての按腹治療の基礎としています。掌圧で触診を試みます。次に同じゾーンとポイントを両手重ね4指の指腹を利用して圧します。

ファーストインスピレーション

初めの感触に温もりがあるか、それとも冷感か。
初めの感触にある特定の硬さを感じるか、それとも吸い込むような柔らかさを感じるか。
表面的な硬さか、それとも表面は圧が入り込むが奥に硬結を感じるか。
触診している部位の臓器をはっきりイメージできるか否か。

 この4項目を治療前の準備とします。

 1クール3回を施術の基本としますが、2回目、3回目と徐々に持続圧の時間を延ばしていきます。3回以降は、無の状態で各ポイントの気(患者さんの呼吸)が安定するまで持続圧を継続します。

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