週刊あはきワールド 2016年5月4日号 No.472

緊急アピール

熊本震災支援にお出かけになる皆様へ

~事前学習のお誘い~

TOMOTOMO 石川家明 


 熊本震災に被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。また、ご尽力いただいている医療関係者の皆様、支援に行かれている各地の皆様、まだ余震続きのうえ、環境の整わない中の活動であるので、お疲れも幾ばくかのことかと案じております。特に九州地区は私達TOMOTOMOの仲間が大勢いらっしゃいます。どうか皆様安全には充分留意しながら、ご活躍いただきますようお願い致します。

 私たちTOMOTOMOグループは東日本大震災発生後、2カ月後の5月に被災地へ入り、その後は定期的に医療相談を行い今日に至っております。被害発生からの時期により、被災者の抱える健康問題は異なりますが、私たちが東洋医学を用いてお手伝いをするについては、亜急性期以降が相応しい時期と認識しております。また、被災地に赴くにあたり、私達が最小限習得すべきミニマムリクワイアメント(minimum requirement) は何かを考えて、皆様と共に事前に学習する必要があると感じています。

 被災2カ月以降の診療録記載を分析しますと、地震や津波から逃れるために、膝や腰を痛めている方々が多くいらっしゃいました。また、慢性病患者の継続治療やカゼなどの日常の感染症、震災ストレスのためのさまざまな症状などなどに、湯液処方や鍼灸マッサージ療法はたいへん喜ばれたことは事実です。しかし一方で、私たちが現地で経験したことにはまた別の側面がありました。施術後の増悪や、疾患の見落としや見過ごしです。

 例えば、私達が診た避難所の患者さん達で膝痛を訴えた患者さんに何人も悪化している事例にぶつかりました。中には初回時に疼痛増悪しているのに、その旨を施術者に言わない人達も、少なくない人数でした。「一生懸命マッサージなどを施してくれるボランティアさんに事実を話せない」と言うのです。炎症を伴った棚障害や膝OAの急性期でした。また、名前を聞いても「なまえはない」という老漁師、股関節と頭痛が主訴であるが巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)であった初老男性、筋肉痛とされていた帯状疱疹の中年女性、ペットを助けたいために小型車で暮らしている女性の腓腹筋の疲労感など、慎重に対応すべき患者が多々おります。

 そこで、自戒を込めより良い医療が施されるように、下記要領で学習会をまず1日開催します。

◎日時:5月8日(日) 午後1時30分~5時30分を予定

◎場所:ともともクリニック(横浜市南区大岡4-7-6 電話045-743-3782)

◎内容
 1..震災患者をみるにあたり(木村朗子)

 2.関節の診方(石川家明)

 3.膝関節の触診技法と膝疾患について(萱間洋平・平岡遼・佐藤ももこ)

 4.いわゆるエコノミークラス症候群について(木村朗子)

◎受講料:無料

◎受講資格:どなたでも

◎申し込み先:石川家明宛てメール ishikawa-tcm@ga2.so-net.ne.jp

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