週刊あはきワールド 2016年5月11日号 No.473

◎◎はこう治す! 私の鍼灸治療法とその症例 File.25-1

腰痛はこう治す!(その1)

~宮脇式奇経治療による腰痛治療法~

森ノ宮医療大学客員教授 宮脇優輝 


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はじめに

 「腰痛は人間に与えられた宿命である」とその専門書によく書かれているが、臨床の場においてまったくその通りだと思う。長年鍼灸治療をしてきて自分の治療法は間違っていなかったと確信している。

 その治療法とは経絡治療と奇経治療である。ここでは即効性のある奇経治療についてわかりやすく述べることにするが、その前に筆者の治療スタイルの概要を紹介しておこう。

1.当院の治療法

 どのような疾患でも同じであるが、まず急性であるか慢性であるかを診断する。これによって手順が違うのである。 

 急性(ぎっくり腰)はベッドサイドで動作をさせてどこがどうしたら痛いのか、それによって奇経を決めテスターを貼付する、そして動作をしてもらう。動くようであればテスターの部に印をつけてそこに灸を行うのである。再び動作をさせてある程度動くようであればベッドに仰臥位になってもらう。ここから四診法により証を決定して本治法を行う。 

 次に伏臥位になってもらい痛い部位を確認する。その部の深部は炎症を起こしているので直接深刺はできない。皮膚表面が温かければ、瀉的散鍼を行う。もし冷えていれば補的刺鍼を行うのである。

 慢性腰痛の場合、本治法と局所治療を行ってもあまり効果が得られないときに奇経治療を行うのである。また患者が長期に来院できないとき家庭において奇経灸をしてもらい苦痛を少しでも緩和してもらうように用いている。

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