週刊あはきワールド 2016年6月1日号 No.476

カイロプラクティック・オステオパシーの臨床応用 第4回

脊柱および隣接組織の診方・治し方(その4)

~後頭下筋の触診~

ホリスティックヘルス大谷治療室 大谷素明 


 
 現代社会においては、PCやスマホなど「見る」という動作、姿勢を取る時間が長く、上部頚椎に負担をかけています。字を読むときには、眼はよく動かしますが、頭は大きくは動かしません。眼の動きを補助する程度に細やかにコントロールされた動きです。眼と連動したこの細やかな動きは後頭下筋の働きです。

 頭の大きな動きは表層の大きな筋によって行われていますが、頭の位置のコントロールは深部知覚が豊富な後頭下筋が重要な役割を担っています。この筋群の神経支配は第1頚神経の後枝であり、深部知覚が豊富です。

 眼を酷使する状況が長時間にわたると後頭下筋に過緊張を引き起こし、筋のこり、痛み、トリガーポイントなどを生じます。後頭下筋のトリガーポイントの関連痛領域は側頭部から眼窩周囲に広がっています。目の疲れと後頭下筋の疲れは相関しています。

 さて、上部頚椎の触診、可動性について前回お話しました。その部位の可動性はもっぱら前後屈と回旋ですが、それは後頭下筋によるところが多いです。後頭下筋の触診は学校の授業では詳しくはやらないところなので、ここで掘り下げてみたいと思います。今一度後頭下筋について復習しておきます。

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