週刊あはきワールド 2016年6月15日号 No.478

在宅ケア奮闘記 その114

四肢屈曲拘縮で寝たきりのTさんが便座から転げ落ち、大腿骨転子部骨折する

訪問リハビリ研究センター代表 西村久代 


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 もう5年近く寝たきりのTさん。83歳、女性。Tさんは意思の疎通ができない。低酸素脳症で四肢屈曲拘縮。食事をするときはベッドをギャッジアップしてペースト状のものをヘルパーさんが時間をかけて食べさせている。便のときはベッドからポータブルトイレに移動して行う。

 私と交流のあるヘルパーさんには、移動の仕方(トランスファーテクニック)や良肢位の保持を講習し理解してもらっているが、朝は交流していないヘルパー事業所(A社)から派遣されたヘルパーさんがTさん宅に来ている。

 そのとき、事故は起こった。A社の説明はこうだ。

日曜日の朝、Tさんが便座から転げ落ちる

 その日は日曜日。朝、ヘルパーさんがポータブルトイレに座らせて用を足させていた。その日だけトイレットペーパーをいつもの所に用意するのを忘れてしまった。肩を支えていた手を離し、その場を離れた瞬間に事故は起こった。
 

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