週刊あはきワールド 2016年6月22・29日合併号 No.479

【熊本地震】鍼灸マッサージボランティア・レポート その4

災害ボランティア 3

災害鍼灸マッサージプロジェクト代表 三輪正敬 


 
 今週はじめの九州地方での豪雨。熊本県西原村にいた災プロスタッフたち、地元の被災鍼灸院でありながら支援活動を展開している「からだ学集塾」の山岡先生、災プロの施術を受けてくださっている村民、ボランティアセンター、役場の方々、AMDA活動中に出会った益城町の方々に、熊本市の先生方、多くのお顔が浮かんだ。無事であってほしいと。

 残念ながら熊本県では6名の方が亡くなり、益城町は冠水範囲が広いというニュースや、震災後何とか確保していた安眠できるはずの場所で雨漏りの被害に遭ったといった報に接して、ただ、ため息をつくしかなかった。

 私の住まいからは遠く、未知だった場所。文章にすれば「被災地」と表現されてしまうが、自分にとってはすでに、すぐに顔の浮かぶ友人や知人が暮らす身近な「土地」になっている。

西日本新聞に熊本県西原村で支援活動をする阿部琢磨先生が掲載


血圧測定を終えて問診へ
 6月19日付の西日本新聞朝刊に、熊本県西原村で支援活動をする、宮城県南三陸町在住の柔道整復師、阿部琢磨先生が掲載された。

 2011年の東日本大震災時、災プロが共に働いた地元の先生であり、昨年の関東東北豪雨災害での支援に続いて今回も、南三陸町の仮設住宅から熊本まで駆けつけてくださったのだ。

 このような何にも代えがたい縁に支えられて、災プロは続いている。

支援とは何か

 今もなお考え続けている。支援とは何か。

 災害ボランティア1の原稿で書いたことは堅持しつつ、それでも、これで良いのかと常に自問しながらの活動である。

・地元にとって本当に必要か
・地元や周囲の理解を得られているか
・依存を生まないか
・スタッフの疲労は大丈夫か
・金銭的負担は過度でないか
・自分の日常が置き去りになっていないか
・地元へ迷惑をかけない適切な引き際は、いつどのようなタイミングか

 問い続けているからこその災プロなのかもしれない。

ただ被災地のために


西原村ボランティアセンター前にて
 豪雨に見舞われた日の活動場所には、村内で避難勧告の出た地域から一時避難で来られた方がおられ、「この大雨によりいつまた土砂災害の危険があるかと思うと不安で仕方がない」とスタッフに話したそうである。続けて、「避難所に来て周りの方々や災プロのようなボランティアとお話できたことで、気がまぎれ落ち着きました」とも。


より熊本を知る機会を、と参加者が訪れた熊本城
 ボランティアの受付や采配の対応に追われるボランティアセンターの職員への治療も、これまで通り行われた。雨のために一般ボランティアの受入が中止となったこの日も、これまでの休みない働きの蓄積だろう、ボラセン職員の疲労は目立っていたようである。

 九州を除く地域では報道が減っているが、一般ボランティアの減少に伴い、地元の方々の負担が増しており、まだ支援の必要と意義があると判断している。

 この原稿の配信される頃も、再び豪雨の予報。顔の浮かぶ方々はもちろん、被害の予想されている地域全体が、どうか無事でありますように。
 
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2016年11月13日(日)10時~16時30分
内容 あはき師のための在宅ケア実践マニュアル 』をテキストにして“解剖学的肢位(AZP)理論に基づく在宅ケア”の実技習得を目指す
講師 西村久代(株式会社訪問リハビリ研究センター代表取締役)
会場 東京都内
詳細 http://www.human-world.co.jp/seminer/seminer071.html




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