週刊あはきワールド 2016年7月6日号 No.480

◎◎はこう治す! 私の鍼灸治療法とその症例 File.27-1

膝関節痛はこう治す!(その1)

~変形性膝関節症を中心に~

南風堂鍼灸治療室 元吉正幸 


◎本シリーズの過去File≫≫  見る

はじめに

 鍼灸・あん摩マッサージ指圧で多い疾患は変形性膝関節症の愁訴です。今号では病歴の取りかた、鑑別と鍼灸マッサージの適応、検査法について述べていきます。

病歴の取りかた

1.病歴を聴くと変形性膝関節症がわかる
 変形性膝関節症は40歳前後から膝関節軟骨の退行性変化、半月板の変性などによる膝の痛みを感じるようになってきますが、以前から同じような痛みを繰り返すようなことがあり、それは例えば山登りや膝を使う労働後に痛みが起こり、安静にしていたりすると、痛みが引くなどがあれば、変形性関節症に目星をつけられるので、丁寧に過去の膝の痛みの様子を聴きます。膝の外傷歴などもたずねておきます。

 特に思い当たることなく発症が退行性変化によるものは1次性の変形性膝関節症です。外傷により半月板や関節軟骨に損傷があると年齢にかかわらず変形性関節症が進行していることもあり、これを2次性と呼び、これには外傷、感染、自己免疫疾患などにより年齢に関係なく関節の病変が進行するので病歴で聞き落とさないようにしていきます。病歴を聴くと8割から9割ぐらいの病気がわかるとも言われますが、私たちが治療している大半が変形性膝関節症なので、繰り返す間隔や、痛みの程度を聴いて、目星をつけて、検査法でその確証を得ていきます。また鍼灸・あん摩マッサージ指圧にあたり不適応疾患の鑑別を行っていきます。
 

(続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます)

この記事の続きをお読みいただくためには、週刊『あはきワールド』(有料コンテンツ)のご購読手続きが必要です。

ご購読の申し込み ログイン(ご購読済みの方はこちら)




トップページにもどる