週刊あはきワールド 2016年7月13日号 No.481

『難経』私考 その46

積と聚

欅鍼灸院 名越礼子 


◎その43 病の陰陽
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『霊枢』に見られる積聚についての記述

 52難と55難は積聚についての記述ですが、積聚という病態は『霊枢』五変篇で提出されている概念です。すなわち、「皮膚が薄く、潤澤でなく、筋肉が堅固でなく潤滑・柔和でもないからです。このようであれば、胃腸が機能不全となり、邪気がよく留まりやすくなります。こうして積聚が形成されて、胃腸の消化・吸収が損傷されます。もし飲食の寒温不摂生があれば、邪気はしだいに侵入してきて、蓄積し滞留して、腸中に積聚病を発症させるのです」と説明しています。

 また、『霊枢』百病始生篇では、積の始まりについて、「積の始まりは、寒を得れば生じるのです。厥すれば積を成します。厥逆すれば、足の寒気が上ってきます。脛が冷えてきて、血脈が凝滞し、血脈が凝滞すると、寒気が腸や胃に上り、腸や胃に入ると腫脹し、腫脹すると腸外の液が動かなくなり、積となるのです」。

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