あなた(@_@)の知らないあはきの世界 2022年6月8日

こらむ『タオ指圧キャラバン』 第2回 

食道アカラシア

大森未久(おおもり・みく)


◎第1回 経絡“まさか”の現実(遠藤喨及)

<プロフィール>
 「人はどうしたら健康になれるのか?」について、高校時代から興味を持ち、大学で栄養学を学ぶ。さらに鍼灸専門学校で鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師の資格を取得する。その後、様々な療法を学び続ける中で、タオ療法に出合う。現在、タオ療法臨床家。


筆者
 突然食事を中断したのは、鍼灸マッサージ師のKさんだった。
 それは、タオ指圧クラスの仲間たちと昼食を食べていた時のことだった。

 「ちょっと......」と、私に声をかけて部屋を出たKさんが気になった私は、彼の様子を見に行った。

 そして、隣の部屋で横になっていたKさんを見つけた。
 聞けば、食道アカラシアの症状が出た、とのことだった。

 食べ物が胃に落ちていかない食道アカラシアは、下部食道括約筋の静止圧が上昇して起こる、とされているが、原因は未だ解明されていない。

 彼はすでに、何度か同じ症状に見舞われていた。症状は、時間が経つと自然に治(おさま)るが、治(おさま)るまでは、とても辛いとのことだった。

 横たわったKさんに、背中の第7胸椎辺りを膝で圧してほしいと、頼まれた。
 そこで施術してみたら、ゲップが出た。

 すると、“少し楽になりました”とのことで、2人で食事の席に戻った。

 しかし、食べ始めたものの、 Kさんは、再び外に出て行った。
 まだ、改善していなかったようだ。

 タオ指圧の基本は、患者さんの体感を、共感的に想像することにある。
 私はこの基本に沿って、Kさんの体感を想像してみた。

 すると、“胃の上の方に何かが詰まっている”と想像できた。
 さらに、“前腕も詰まっている”体感がイメージとして現れた。

 そこで、タオ指圧全身二十四経絡で示されている、前腕の心包経を指圧した。
 そこは虚しており、邪気が強く感じられた。


<心包経(第3指)>「タオ指圧・全身二十四経絡図」より




















 施術によって、邪気が排出されていくと、それにしたがってKさんの症状も取れて行った。数分間のタオ指圧施療ではあったが、それまで苦悶していたKさんの症状は取れた。

 こうして私は、共感と想像と経絡の相関の実際を、再確認したのだった。

◎タオ指圧WEBサイト≫≫ http://taoshiatsu.com

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