あなた(@_@)の知らないあはきの世界 2022年6月22日

こらむ『タオ指圧キャラバン』 第4回 

タオ指圧と仏教修行と音楽と

馬場山往(ばんば・さんの)


◎第3回 トラウマの癒し(玉本三和)
◎第2回 食道アカラシア(大森未久)
◎第1回 経絡“まさか”の現実(遠藤喨及)

<プロフィール>
 バックパッカーとして、アジアを旅した後、タオ療法の道に入る。和田寺の修行、平和活動にも献身し、タオ療法臨床家となる。「アミナダブ」(音楽家でもある遠藤喨及師が結成したバンド)では、パーカッションを担当している。


筆者
 タオ指圧は目には見えない「氣」や「経絡」を通して、心身の不調を改善する療法だ。

 月並みな質問だが、そもそも「氣」とは何か?

 わかりやすく言えば生体エネルギーであり、「宇宙万物の大元」のことである。

 また、まだ一般には知られていないが、肉眼で認識できる肉体以外にも、「氣のからだ」というものが存在する。

 これは、肉体の中心から半径約2メートルの球体だ。面白いことに、氣のからだをイメージするだけで世界の観え方が変わる。

 そして、さらに言えば、実は氣の正体は、僕たちの「無意識」なのだ。

 「病は氣から」という言葉もあるが、要は氣のからだ(無意識)における氣の滞りが、症状や病氣の原因になっているということである。

 ところでタオ指圧は、手技の修練とともに、仏教の修行も行う。
 実は、最初にタオ指圧を学びに行った時、「えーっ!? 指圧にお経!? なんでぇ!??」と僕は思った。

 そして正直、「何かとんでもないところに来てしまったのだろうか?」とすら思った。

 ところが、今のタオ指圧ワークショップで、一番最初に体験することがある。それは、「氣(=心身)は “イメージ” 、 “言葉” 、そして “想念” で変わる」ということだ。

 この体験には、参加者全員がびっくりする。実際に、この3つで身体の状態が全く変わるからだ。

 そしてその後、講習生は、この3つを訓練することは、大乗仏教の修行と同じであることを理解していく。

 イメージとは仏を観想することであり、言葉とはマントラを唱えることである。また、想念とは、利他の願いを深めることだからである。


松本センターでの修行風景





















タオ指圧には、海外からの修行者たちもやって来る。
この時は中東から、イスラエル人もパレスチナ人も来ていた





















 最初は僕もそのことが理解できず、「指圧に何で仏教?!?!?」なんて懐疑的だった。クラス後の修行は、いつも断って帰っていたほどだ。

 そんな僕が、修行に取り組むようになったのは、たまたま知人から借りた本を読んだことがきっかけだった。

 それは、「七田チャイルドアカデミー」という、子どもの右脳開発教育に関する本だった。その中に、「右脳を開発するには、 “暗唱” がいい」とあったのだ。

 ご存知のように、右脳は「創造的・直感的」なことを司り、左脳は「論理的」なことを司る。(お互いに影響し合い、一概には言えないものの……)

 そして、よく「脳は10%程度しか使われていない」と言われている。特によくわかっていないのは、右脳の働きだそうだ。

 さて、右脳は「感覚的・感情的」な役割を担っている。
 そして、経絡を認識する基本中の基本は何か?
 それは、他者の体感を想像する “共感的想像” である。

 すなわち、目には見えない “氣” を感じる感性は、右脳を鍛えることで開発することができる。つまり、「右脳を開発するには、 “暗唱” がいい」=(経絡認識を開発するには、声明(マントラ)修行が良い)ということだ。

 そこで、ようやく僕も腑に落ちた。“なんと! そういうことか!”と。

 こうして、「タオ指圧」による経絡治療と「仏教修行」が不可分だったことに、その時点でようやく納得できたのである。(恥ずかしながら、時間はかかったが……)

 そうして始めた仏教修行だが、進めていくにつれ、驚くような経験や氣づき、そして体感を得ていくことになった。そして何と、僧侶を志すまでになった。
 僕がどんなことを体感し、また経験して行ったかについては、次回以降に述べていきたい。
(続く)
◎タオ指圧WEBサイト≫≫ http://taoshiatsu.com

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