週刊 あはきワールド 2008年10月15日号 No.106


「今、求められる鍼灸医療」をテーマに
全国から杜の都に集う

第4回日本鍼灸師会全国大会in仙台開催される


第4回日本鍼灸師会全国大会in仙台(第42回東北鍼灸学会共催)が10月11、12の両日、宮城県仙台市の江陽グランドホテルで開催された。「今、求められる鍼灸医療~広めよう!信頼と鍼灸効果~」をテーマに4つのシンポジウムや3つのスキルアップセミナーのほか、特別講演、教育講演、現代鍼灸トピックスなどが行われた。

 シンポジウムⅠでは、「地域支援事業への参入」をテーマに、長谷川栄一、松浦正人、高田常雄の三氏がシンポジストとして登壇。実際に地域支援事業に参入し活躍している三氏は、活動の現状報告等を通して地域支援事業への参入の必要性を語り合った。


    シンポジウムⅠのシンポジスト。左から松浦正人、長谷川栄一、高田常雄の各氏









 シンポジウムⅡのテーマは「国民のための鍼灸医療推進を目指す―2006~2007経過報告と将来的ビジョン―」で、シンポジストは杉山誠一、川喜田健司、小川卓良の三氏。鍼灸医療推進研究会の主要メンバーである三氏がそれぞれ普及啓発作業部会、研究作業部会、研修作業部会の活動報告を述べたあと、フロアを交えてディスカッションを行った。


    シンポジウムⅡのシンポジスト。左から杉山誠一、川喜田健司、小川卓良の各氏









 シンポジウムⅢでは鍼灸臨床におけるリスクマネジメントの各論として「折鍼」が取り上げられた。山内英生氏(独立行政法人国立病院機構仙台医療センター外科名誉院長)が「折鍼・気胸―解剖学的にみた発生機序と対応」、神田善昭氏(セイリン株式会社)が「鍼の品質管理とリスクマネジメント」、、伊集院克氏(日本鍼灸師会リスクマネジメント委員会)が「鍼灸臨床における折鍼事故の傾向と対策」について発表したあと、フロアとともに議論が深められた。


    シンポジウムⅢのシンポジスト。左から伊集院克、神田善昭、山内英生の各氏









 シンポジウムⅣでは、日本鍼灸師会設立の理念でもある「鍼灸師法制定に向けて」がテーマ。まず、小松秀人氏(日本鍼灸師会学術部長)が同会関東ブロック会議で議論されたテーマ「鍼灸師法制定に向けて―国民から求められる鍼灸師になるために」における論点とそれに対する考察について述べた。つづいて、山口智氏(埼玉県鍼灸師会副会長)が現代医療における鍼灸を国内外の情勢から分析しながら解説。鍼灸が現代医療の中に明確に位置づけられる必要があり、そのためには鍼灸師の身分法が必要であると強調した。大口俊徳氏(日本鍼灸師会保険局長)はあはき法で問題となる条文を具体的に示すなど、現行法の運用上の問題点を解説し、フロアに対して、この問題点を持ち帰ってよく検討するよう促した。


     シンポジウムⅣのシンポジスト。左から大口俊徳、山口智、小松秀人の各氏









 スキルアップセミナーのテーマは3つ。「臨床と脈診チャートの活用」「不妊症」「変動経絡検索法(VAMFIT)と天地人治療」について、それぞれ船木寛伴、樋口秀吉、木戸正雄の各氏が講演した。


  特別講演・伊藤恒敏氏
 このほか、特別講演は東北大学大学院医学系研究科発生生物学教授の伊藤恒敏氏が「マグネット・ホスピタル―医師不足・医療崩壊から地域を救う―」と題して行い、教育講演は福島大学共生システム理工学類教授の小山純正氏が「鍼刺激と睡眠と排尿」をテーマに発表した。また、現代医学トピックスでは、埼玉医科大学東洋医学科主任の山口智氏が「がん患者に対する鍼灸治療の効果とその有用性について」と題して講演した。


 
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