週刊 あはきワールド 2008年12月17日号 No.114


「鍼灸臨床力を鍛える」をテーマに講演や討論

第47回日本臨床鍼灸懇話会全国集会開催される


     尾﨑朋文会長
 日本臨床鍼灸懇話会(尾﨑朋文会長)の第47回全国集会東京大会が12月6、7の両日、東京都文京区の文京学院大学本郷キャンパスで開催された。「鍼灸臨床力を鍛える」をテーマにして、臨床討論や教育講演、特別講演、会長講演、実行委員長講演などが行われた。




臨床討論の中で実技をする宮川隆弘氏

臨床討論は、演者1人につき発表15分、質疑応答15分という形式で行われた。発表した演者は林まみ(森ノ宮医療大学)、中島茂(森ノ宮医療学園附属診療所鍼灸室)、宮川隆弘(日本臨床鍼灸懇話会理事)、鈴木信(日本臨床鍼灸懇話会理事)、坂本豊次(日本臨床鍼灸懇話会理事)、寺師健(花田学園)の各氏で、演題はそれぞれ「鍼治療中の腰痛椎間板ヘルニア患者に発症した感覚異常性大腿神経痛(Meralgia Paresthetica)の一症例」「難治性不妊症の1症例―約4年間、ARTと鍼灸治療を併用した症例」「上背部(肩甲骨内側縁内方)の刺鍼方法について」「腰椎椎間板ヘルニアの1症例」「脳梗塞後の高次機能障害に対して行った機能回復訓練に伴って発症した頭痛の症例」「熱感を呈する中高年の膝関節痛に対し、自宅施灸を行い軽快した4例」だった。


   教育講演を行った伴信太郎氏(左)と佐藤正人氏(右)

教育講演は2題。名古屋大学医学部附属病院総合診療部教授の伴信太郎氏が「プライマリ・ケアにおける腰痛の診かた」、森ノ宮医療学園専門学校の佐藤正人氏が「鍼灸治療後に悪化・再燃する急性腰痛の検討」と題して、それぞれ講演した。

さらに、特別講演では、文京学院大学保健医療技術学部解剖学人体標本室准教授の樋口桂氏が「腰部脊柱に分布する末梢神経についての臨床解剖学的検討」と題して講演したほか、尾﨑朋文氏による会長講演「小児鍼―健やかな子供の成長を支える―概要と実技」や山田勝弘氏による実行委員長講演「鍼灸臨床における全人的対応により、長年継続した多愁訴が改善された症例」も行われた。




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