週刊 あはきワールド 2009年6月24日号 No.140

テーマは“いま、漢方医学がめざすもの”

第60回日本東洋医学会学術総会開催される


                     メインホールでの一シーン

社団法人日本東洋医学会の第60回日本東洋医学会学術総会が6月19~21日までの3日間、東京都港区のニューピアホールなどで開催された。「いま、漢方医学がめざすもの」をテーマに特別講演や教育講演、招待講演、国際シンポジウムのほか、鍼灸関連では医師のための鍼灸セミナー、モーニングセミナー「鍼灸実技」など、60回の節目を飾るにふさわしい充実したプログラムの数々が展開された。 


    鍼灸セミナーでの山岡氏の講演風景 
 鍼灸関連の主なプログラムを紹介すると――。
 医師のための鍼灸セミナーでは6つの講義とパネルディスカッションの2つのセッションに分けて用意された。

 講義では、久光正(昭和大学医学部第一生理学、昭和大学漢方医学センター)、赤尾清剛(聖光園細野診療所)、柳澤紘(北里大学東洋医学総合研究所)、関隆志(東北大学大学院医学系研究科先進漢方治療学講座)、八代忍(大田原赤十字病院東洋医学科、北里大学大学院医療系研究科)、山岡傳一郎(愛媛県立中央病院東洋医学研究所)の各氏が講師を担当。各講師のテーマはそれぞれ「鍼灸治療効果のメカニズム解明に向けて」「風邪の鍼治療」 「変形性膝関節症と鍼治療」 「老化と鍼治療」「高齢者の転倒恐怖感に対する鍼灸治療の影響」「地域社会における鍼灸治療」だった。


パネリストして質問する津谷氏(左)と質問に耳を
傾けるWitt氏(右) 
 パネルディスカッションでは「西洋の鍼のエビデンスの現状-German Acupuncture Trial を例に-」をテーマに、津谷喜一郎(東京大学大学院薬学系研究科医薬政策学)と柳澤紘(北里大学東洋医学総合研究所) 両氏の司会で進められた。まずドイツから招待されたClaudia M. Witt氏 (Institute for Social Medicine, Epidemiology and Health Economics, Charitè University Hospital Center)が“Efficacy, Effectiveness and Costs of Acupuncture : Recent Studies from Germany”と題して講演したあと、パネリストを務めた川喜田健司(明治国際医療大学生理学ユニット)、津嘉山洋(筑波技術大学保健科学部附属東西医学統合医療センター)、津谷喜一郎の3氏がWitt氏への質問等を行った。


   モーニングセミナー「鍼灸実技」の様子 
 モーニングセミナー「鍼灸実技 医師のための鍼灸実学講座」は20日と21日の2回行われ、鍼灸に関心のある医師が20人ずつ参加した。講師は20日が柳澤紘氏、21日は石野尚吾氏(昭和大学医学部第一生理学)が務めた。





◎第60回日本東洋医学会学術総会のHP:http://60toyo.jtbcom.co.jp/



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