週刊 あはきワールド 2012年11月7日号 No.303


日本伝統鍼灸の確立に向けて

日本伝統鍼灸学会―創立40周年記念学術大会―開催される

 日本伝統鍼灸学会(形井秀一会長)の創立40周年記念学術大会(東京大会)が10月27、28日の両日、東京都江戸川区の江戸川区総合区民ホール(タワーホール船堀)で開催された。「日本伝統鍼灸の確立に向けて」を大会テーマに、会長講演、会頭講演、招待講演、特別講演、教育講演などの講演のほか、シンポジウムや実技供覧、国際部企画などが行われた。また、27日には同学会の創立40周年記念祝賀会も開催された。


左から会長講演・形井秀一氏、会頭講演・吉元昭治氏、招待講演・武田時昌氏









 大会1日目。開会式の後行われた会長講演では形井秀一氏が「現代における伝統鍼灸の立ち位置」と題して講演した。会頭講演では、吉元医院院長の吉元昭治氏が登壇。「中国伝統医学と道教」をテーマに熱弁をふるった。招待講演では、京都大学人文科学研究所教授の武田時昌氏が「鍼術、灸法の思想史的考察」について発表した。


国際部企画の中田健吾氏(左)とフランク・ビュトゲン氏(右)
 国際部企画では「日本伝統鍼灸の国際化の可能性を探る」をテーマにして、中田健吾氏(国際部長) とフランク・ビュトゲン氏(国際日本伝統医学協会副会長)がそれぞれ発表した。

 実技供覧のテーマは「気と触診」。 原オサム(積聚会)、天満博(古典鍼灸研究会)、中田光亮(東洋はり医学会)、馬場道敬(経絡治療学会)、首藤傳明(弦躋塾)の各氏がテーマに沿って自慢の触診・治療法を披露した。


40周年記念祝賀会で挨拶する会長の形井秀一氏
 また、1日目の大会終了後、創立40周年記念祝賀会が催され、その中で、日本伝統鍼灸学会創立40周年記念賞の授賞式が行われた。研究業績部門では松田博公氏の『日本鍼灸へのまなざし』(ヒューマンワールド刊)、活動業績部門では株式会社オリエント出版社(野瀬眞代表)、会長特別賞では株式会社医道の日本社(戸部慎一郎代表)が受賞した。


特別講演・矢野忠氏(左)と教育講演・七沢賢治氏(右)
 大会2日目。特別講演の演者は明治国際医療大学大学院研究科長の矢野忠氏。矢野氏は「体表をみつめる伝統鍼灸―体表を診察・治療の場とする科学的根拠とは―」をテーマに講演した。教育講演では七沢賢治氏(株式会社七沢研究所)が「日本文化の知識体系と伝統鍼灸」 と題して発表した。



シンポジストの小林詔司氏(左)、篠原昭二氏(中)、戸ヶ﨑正男氏(右)

司会兼シンポジストの松田博公氏(左)と宮川浩也氏(右)
















 シンポジウムのテーマは 「日本伝統鍼灸の確立に向けて」。司会兼シンポジストとして松田博公氏(学術部顧問)と宮川浩也氏(副j会長)、シンポジストとして小林詔司(副j会長)、篠原昭二(副j会長)、戸ヶ﨑正男(学術部長)の三氏が登壇。それぞれのテーマを発表し、会場を交えての質疑応答など、活発な議論が展開された。


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