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誰でもできる
トランスファーテクニック
ＡＺＰ介助術なら移動もおむつ交換も超簡単！［DVD付］

　厚生労働省によると、要介護者は全国に600万人以上いて、65歳以上の高齢者の18％に上るとか。介護は大変だが、なかでも負担が大きいのが、要介助者を移動させること。ベッド上での上や横への移動、背臥位から座位への移動、、座位での前方・後方・側方への移動、ベッドから車椅子への移動などなど。力自慢なら、腕力に任せて「えいっ！」とやっている人もいるかもしれないが、介助者が女性や高齢者といった場合にはそんなことはできない。自己流で無理にしようとすれば、「アイタタタッ！」。プロのヘルパーでも、姿勢ややり方が正しくなければ腰痛や膝痛などに襲われることもある。

　本書は、そんな「移動」（トランスファー）の悩みを何とかしたい、という観点から企画された。長年在宅ケアの現場で、どうすれば安全に安心して楽に移動や介助ができるのかをアドバイスしてきた著者が実践している方法なら、その悩みが一気に解決する。その方法が解剖学的肢位（Anatomical Zero Position：AZP）理論に基づくトランスファーテクニックである。本書ではそのテクニックをズバリ公開する。ポイントは、要介助者も介助者もAZPをとって、移動させること。そうすれば、安全安心、楽々移動させられるのだ。

　トランスファーテクニックだけでなく、関連する介助テクニックにもAZPは有効だ。おむつ交換や衣服の着脱もAZPで行えば、超簡単！　そんなAZP介助術も本書には収載した。今までの大変さは何だったのか。そう思えるに違いないAZP介助術をマスターして、腰痛知らず、の快適介護生活を始めよう。

●関連記事（週刊あはきワールド 2016年5月25日号 No.444）
『誰でもできるトランスファーテクニック』へのいざない
トランスファーテクニックとは
～『誰でもできるトランスファーテクニック』より～/西村久代

目次

　　１）移動介助（トランスファー）テクニックとは何か
　　２）トランスファーは正しく行わないと、介助者が体を壊す

　　１）AZPとは
　　２）AZPが有効な理由
　　３）AZPの有効性を確認する実験
　　４）AZP介護術を身につけよう



　　１）杖の握り方
　　２）体重のかけ方
　　３）杖のつき方




　　１）1人での介助
　　２）2人での介助



　　１）頭側から行う上へのトランスファーⅠ
　　２）頭側から行う上へのトランスファーⅡ（体格の大きい要介助者向け）
　　３）側方から行う上へのトランスファー
　　４）側方から行う上へのトランスファーⅡ（体格の大きい要介助者向け）


　　１）背臥位（上向き）から手前へ寝返らせるトランスファー
　　２）手前に寝返った状態から背臥位（上向き）に戻すトランスファー
　　３）背臥位（上向き）から奥へ寝返らせるトランスファー
　　４）奥に寝返った状態から背臥位（上向き）に戻すトランスファー

ＤＶＤのメニュー

AZP介助術 1　床から立ち上がりのトランスファー
AZP介助術 2　立位から床への座位のトランスファー
AZP介助術 3　杖の使い方
AZP介助術 4　前方からの歩行介助
AZP介助術 5　側方からの歩行介助
AZP介助術 6　ベッドから車椅子へのトランスファー
AZP介助術 7　床からベッドへのトランスファー
AZP介助術 8　手の平返しの術
AZP介助術 9　足の操作の基本
AZP介助術 10　上へのトランスファー
AZP介助術 11　横へのトランスファー
AZP介助術 12　体位変換（寝返り）
AZP介助術 13　座位へのトランスファー
AZP介助術 14　座位での前方・後方へのトランスファー
AZP介助術 15　座位での側方へのトランスファー
AZP介助術 16　衣服の着脱
AZP介助術 17　おむつ交換テクニック
AZP介助術 18　後方からの座り直し
AZP介助術 19　前方からの座り直し
AZP介助術 20　背臥位の良肢位保持
AZP介助術 21　半側臥位の良肢位保持
AZP介助術 22　側臥位の良肢位保持


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あはき師のための在宅ケア実践マニュアル

AZP理論に基づく変形徒手矯正術

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解剖学的肢位理論に基づく在宅ケア実践テクニック 基礎編

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