週刊あはきワールド 2016年9月28日号 No.491

活きたツボを捉える切経探穴法 第30回(最終回)

私の考える経絡

~藤木俊郎の経絡論~

蓬治療所 戸ヶ﨑正男 


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はじめに

 経絡とは何かということを知ろうとするとき、いろいろな側面から捉えることができます。ある人は哲学的側面から、また、ある人は考証学的側面から見て行こうとします。

 私の場合はあくまでも臨床的側面からです。すなわち、実用的な面からということになります。この面で今も十分役に立つ研究は故藤木俊郎氏(1931~1975年)の経絡の研究です。

 今回連載の最後に当たって経絡に関することを書くのですが、その主たる部分が彼の経絡研究の成果です。次に、これを臨床で追試してきて分かったことを紹介します。最後に未完ながら私の考える経絡に関して概略を述べます。

1.藤木俊郎の経絡論

 藤木氏の経絡等に関する考え方を知っている、あるいは、理解している日本の鍼灸関係者はどのくらいいるでしょうか。おそらく非常に少ないのではないかと思います。むしろ中国のほうが知られているかもしれません。というのは、中国の黄龍祥氏(中医鍼灸研究の第一人者)が彼をたいへん尊敬し、彼の論を進める論文を書いているからです。

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