週刊あはきワールド 2016年10月5日号 No.492

カイロプラクティック・オステオパシーの臨床応用 第8回

脊柱および隣接組織の診方・治し方(その8)

~骨盤の歪みを触診する~

ホリスティックヘルス大谷治療室 大谷素明 


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 骨盤の歪みを調べるときは、2種類の歪みに配慮しなくてはなりません。その第一は、骨盤内の歪みです。骨盤は左右の寛骨と仙骨で構成されていますが、それらを連結している仙腸関節と恥骨結合の可動性によって骨盤のねじれや歪みが生じます。第二は、この骨盤を支える大腿骨と上半身の体重を支える腰椎との関係で起きる骨盤の歪みです。それらの2つは密接に関係しているので切り離しては考えられません。

 体幹の安定化のためには脊椎に関連する関節だけでなく、脊柱筋、腹斜筋や腹直筋,腸腰筋など、そして股関節との関係では殿筋や股関節に関わる筋群を考慮に入れて広く考えなくてはなりません。骨盤の歪みを診るということはそれらの状態を調べることにつながるのです。

 前回、仙腸関節の可動性について触れましたが、下肢長や腰椎の側弯と関連深いのは寛骨の前方回旋や後方回旋です。これをカイロプラクティックではASとかPIといった表現をします。このような表現をリスティングといいます。リスティングは後頭骨から頚椎、胸椎、腰椎、寛骨、仙骨がどのようにずれているかを3次元方向で表現します。

 このカイロプラクティックのリスティングになるべく触れないで説明しようと思っていました。その理由はリスティングがアルファベットを並べたものなので,それだけで拒絶反応を起こしてしまう人がいるからです。

 しかし基本的なところだけは理解しておいてもらったほうがいいと思います。これはカイロプラクティックの特徴です。最もコアなところでもあります。そして、その表し方が便利なのです。ほかの人と共通して、椎骨の3次元方向のイメージが持てるのです。「骨盤が開いている」とはどんなずれ方をしているのかというのも、もっと具体的なイメージを伝えやすくなるのではないかと考えています。

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