週刊あはきワールド 2016年10月5日号 No.492

治療家のためのアロマセラピー 第9回

悪夢と嗅覚障害

ACURE研究所 志茂田典子 


◎第6回 匂いと記憶
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 今回はちょっと趣向を変えて、嗅覚ということについて考えてみることにしましょう。

 アロマセラピーとはオイル・マッサージだけではないということを8回に渡ってお話してきましたが、では、匂いを感じる嗅覚が弱まったり、なくなったりしたらどうしましょう?

パーキンソン病では運動症状のほかに
嗅覚障害やレム睡眠行動障害などの非運動症状が現れる

 去る10月2日、日本鍼灸神経科学会主催にて、「パーキンソン病鍼灸フォーラム第2回セミナー」が開催されました。今回は、東海大学八王子病院神経内科教授の野川茂先生、順天堂大学医学部脳神経内科教授の服部信孝先生という、お二人のパーキンソン病研究の権威のお話を聴く機会に恵まれましたが、中でもパーキンソン病における嗅覚障害のお話は、個人的にも次の研究につながるテーマとなりました。

 パーキンソン病では、中脳黒質のドパミン神経の変性・脱落による振戦・固縮・無動および姿勢反射障害といった運動症状のほかに、匂いがわからないなどの嗅覚障害・便秘や排尿障害といった自律神経障害、寝ている間に夢を見て暴れるなどのレム睡眠行動障害(表1)、抑うつ症状などの非運動症状が現れます。
 

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