週刊あはきワールド 2016年10月12日号 No.493

『難経』私考 その49

狂病と癲病

欅鍼灸院 名越礼子 


◎その48 傷寒病の意味
◎その46 積と聚
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狂病は陽、癲病は陰に属す

 59難は狂病と癲病についてですが、狂と癲はいずれも精神の失調による疾病であり、狂病は陽に属し、“動”の特徴があります。そのため、病気の表現としては、騒がしく混乱しており、静かにしていられなくて、罵ったり叩いたりし、動いて怒りっぽいなどがあります。一方、癲病は陰に属し、“静”の特徴があります。病気の表現としては、しゃべらず、呆けたようになり、言葉は意味をなさない、静かでおだやかなどです。

 狂病と癲病の脈象については、20難にあり、滑寿は、20難のこの部分は59難に入れるべきだとしています。ここでは、尺、寸の部がいずれも陽脈であれば、“重陽”なので、多くは狂病を発症する。尺、寸の部がいずれも陰脈であれば、“重陰”なので、多くは癲病を発症するのだとしています。

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