週刊あはきワールド 2016年10月19日号 No.494

「気功」を使った鍼灸技術を磨く方法 その4

望診は空間から実体へ(2)

三丹塾代表 福嶋日出行 


 
 今年の夏は蒸し暑く雨も多くてじめつく日々となりました。昨今では、気温も35度超えは当たり前で、車の温度計では40度超えも時々起こる状況です。私の子供のころは31~2度ぐらいが最高気温でしたが、今ではそのぐらいの気温の時は、暑さが和らいだという話になっています。

 近代の機械文明の急激な発展は、今では地球環境を大きく変える勢いです。環境の変化は自然界やそれと共に生きる私たちにも大きく影響してきています。

 小宇宙と言われる人体も、気の感覚でその現場を捉えると、自然界における大気の変動や地殻変動のような事態が体内のある部分ではいつも起こっていると考えられます。例えば、胃が悪いという人の場合、検査ではどこも異常がない状態でも、東洋医学では虚実寒熱・他の臓腑との関連やメンタルをも考慮して弁証していきます。

 これをあえて誤解を恐れずに気の状態で表現すると、胃の部分が空気の密度が違うよどみのように滞った状態として把握できますし、同時にその他の部分も密度の濃淡はあるにしても滞りとして把握することができます。

 さらに、胃を取り巻く空間の問題なのか、胃の表面的な問題なのか、胃の内部の問題なのかもある程度イメージして治療に応用する場合もあります。

 こうしたことがなぜ可能なのか?

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