週刊あはきワールド 2016年11月2日号 No.496

治療家のためのアロマセラピー 第10回

上手に使ってみんな長生き

~精油の抗炎症作用~

ACURE研究所 志茂田典子 


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 あなたはどれくらい長生きしたいですか?

 100歳を超える人のことをセンテナリアンと呼ぶそうです。日本人の平均寿命は、女性が世界一の86.8歳、男性は第6位で80.5歳(2016年版「世界保健統計」)。100歳というと、さらに20年も長生きしなければならないわけです。

 100歳を超える人とそうでない人では、何が違うのでしょうか。そこには、「慢性炎症」がキーワードになっているようです。

慢性炎症とは

 炎症とは、感染や外傷などによる生体組織の障害に対して、生体が組織を修復するために生じる反応で、生体免疫防御反応の一種といえます。通常なら早い段階で収束するのですが、慢性炎症では、この反応が速やかに収束しません。

 また、もともと人体にはない細菌やウイルスの構成成分を認識するセンサーが働くことで防御反応は開始するのですが、最近になって、私たちの身体にもともと存在する成分に対しても炎症が起こってしまうことがわかってきました。このような非感染性の炎症を、感染性の炎症と区別して、「自然炎症」と呼んでいます。

 現在、さまざまな非感染性の慢性炎症を伴う病気では、この「自然炎症」が病気の重要な原因となっていると推測されています。慢性炎症を伴う病気には、喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患、関節リウマチなどの自己免疫疾患などが知られています。最近では、加齢とともに増加するがんや動脈硬化、アルツハイマー病なども、慢性炎症によるのではないかと考えらえるようになってきているようです。実際、100歳以上の方々を検査してみると、炎症反応を示すCRP値が著しく低いことが示されています。
 

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