週刊あはきワールド 2016年11月9日号 No.497

随想

Subcultural Acupuncture (その20)

~やっぱり内からも(上)~

Body & Soul 箕輪政博 


◎その19 資質の向上
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1.想起

 東洋医学の本質は、「内から湯液(漢方薬)、外から鍼灸」ともいう。もちろん、「一本の鍼と一握りの艾」だけで、多くの病態に対処できれば超したことはない。しかし、誰もが鍼灸大家になれるわけでもないし、平均的な鍼灸臨床技術(フツーの鍼灸師)に限界が在るのは当たり前である。さらに言わせてもらえば、それほど深い意味もなく、あまり検証もされていない日本の制度上の制約で、たまたま、鍼灸師という限定された免許になっているだけなのだ。中国では中医師、韓国でも韓医師、米国だって多くの州でそのライセンスは鍼灸と湯液方は同一免許となっている。日本がワールドスタンダードから外れていることだけは、ここで強調したい。だから故、日本の鍼灸は繊細で多彩な技術が醸成されたと肯定的な反論が聞こえてきそうだが、患者=病んだ人間という複雑系に対して、鍼灸に加えて漢方薬を用いることも理にかなっていると思う。

 丁度、医学雑誌で朗報を見つけた。OTC(一般)医薬品を扱う「登録販売者」の受験資格から実務経験がなくなり、誰でも受験できるようになったという。

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