週刊あはきワールド 2016年11月9日号 No.497

『難経』私考 その50

厥痛と真痛

欅鍼灸院 名越礼子 


◎その49 狂病と癲病
◎その48 傷寒病の意味
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60難に「厥痛」と「真痛」の記述がある

 60難では、頭部と心臓の疼痛性の疾患に関して、厥痛と真痛の区別があることについて述べています。

 手の太陽小腸経、手の少陽三焦経、手の陽明大腸経の三陽脈が風寒を感受し、経脈に潜伏し滞留して除去されないと、疼痛が引き起こされるのですが、これを厥頭痛といいます。もし病邪が深く入り、いつまでも脳に留まって頭痛を起こすなら、それを真頭痛といいます。また、五臓の経気が入り乱れて侵し合い、心臓に影響して引き起こされる疼痛を厥心痛といい、その疼痛が激しく、心臓に局限され、手足が冷たくなるなら、それを真心痛という、ということです。

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