週刊あはきワールド 2016年12月7日号 No.500

カイロプラクティック・オステオパシーの臨床応用 第10回

脊柱および隣接組織の診方・治し方(その10)

~骨盤の後屈と腰椎の関係~

ホリスティックヘルス大谷治療室 大谷素明 


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 一般に腰椎が後弯していると骨盤は後屈しています(図1)。腰椎の後弯により、隣接する仙骨も後屈ぎみになります(仙骨基底角が小さくなります)。


図1















 仙骨が後屈すると骨盤全体も後屈していると考えてもいいと思います。仙腸関節の可動性は股関節の可動性や腰椎の可動性に比べると格段に少ないので、この場合は無視できる程度だと考えます。仙骨底が水平となす角はX線フィルムがないと確定はできませんが、仙骨、寛骨を触診して腰椎の前後弯を考慮すればおおよその角度は推定できます。仙骨を腰椎のカーブの延長であると考えやすいかもしれません。

 お年寄りがラジオ体操をやっていて、後方への反り返りの時に、腰椎で伸展ができずに膝を屈して骨盤を後屈させているのをよく見ます。これは腰椎の可動性が欠如していることでみられる現象です。腰椎が分節ごとに伸展方向の可動域を維持していれば後弯にはなりません。臨床的には患者を腹臥位にして腰椎棘突起を後方から前方に押し込んで,その時の抵抗感を触知して,伸展方向の可動性を検査します。加齢で後弯している人の腰は,数分節固まってしまったようになっています。

 これから腰椎の前弯減少や後弯させる要因を考えていきます。この要因は程度がひどくなれば腰痛の原因となります。

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