週刊あはきワールド 2016年12月14日号 No.501

気の医学 臨床から診た世界 第24回

骨とは何か

美的健康サロン 鍼灸希心院院長 安達一彩 


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骨の定義

 エネルギー的視点に立つと、骨とはカラダ内のエネルギー管理を行う部位であると定義した。内臓や筋肉、皮膚などを陰で支えているエネルギーエリア、フィールドに気を安定させる磁場などを提供し、気血をスムーズに運行させ、生体活動を陰から支える気能を果たす。物理的な視点だと、骨の機能は「人体の構造を支える。内臓を保護する。カルシウムを貯蔵する。血液をつくる」とされているが、これだけが骨の働きとみると、本来の役割が観えてこない。視点を変えて、気というエネルギーからみると、骨の重要性が改めて浮かび上がってくる。

経緯

 この見解は、私の独創でオリジナルである。なぜそのような考えに至ったのか。推論と実証を積み重ねた結果でもある。まずエネルギー体感反応を度重ねて確証したこと。骨ツボを発見し、骨の縮正をし得たこと。骨にも「虚実」反応が行われること。骨が冷えを吸収し膨張すること。骨の浸潤プロセスを症例ごとに解明し続けたこと。冷えの種類を知り得たこと。それらの実証と理論化を進めた末に、このような見解に至った。医学にこの視点を加えると医療行為は新しい展開を迎えるだろう。

 骨というのは、冷えというエネルギーを吸収する性質を持つ。冷えを内臓に侵入させないためのカラダのもつ防衛反応だと思える。骨に隙間があり、活性炭のように吸収能力を発揮するのだと考えた。冷えを吸収しすぎると膨張が生じるが、それによって骨自体のもつ気能「カラダ内のエネルギー管理」に不調がでてくることになる。

 その症例を紹介すると、その一つに湿疹がある。下腹部に溜まった冷えが上昇すると胸に侵入してから上背部に出て後頭骨下部に溜まり、それが下降すると肩甲骨から上腕骨頭に溜まるパターンがみられる。上腕骨頭は、皮膚のエネルギー管理を司るところでこの気能が低下すると、皮膚に湿疹が出ることを実証で確認してきた。さまざまな湿疹の原因をこのような冷えのルートと診て治療、体験を積み重ねるうちに分かった。湿疹を解消するには、このルートを使い、主に上腕骨頭に溜まった冷えをとることをポイントとするとよい。

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