週刊あはきワールド 2016年12月14日号 No.501

随想

Subcultural Acupuncture (その21)

~やっぱり内からも(下)~

Body & Soul 箕輪政博 


◎その19 資質の向上
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3.想定の続きから

 「処方」は医師、「調剤」は薬剤師の法的な独占業務であり、あはき法第4条において、鍼灸師は薬品の投与・指示を禁止されている。ここでいう薬品とは、おそらく医薬品=医療用医薬品とOTC医薬品(一般医薬品)を指している。あはき法のこの部分は、1911(明治44)年に鍼灸制度が初制定された頃から変わらないし、これまで、誰も疑問を抱かず御上の達しのように素直に受け入れてきた。

 しかしである。薬剤師しか扱うことのできない第1類OTC(一般)医薬品に比べ、リスクが低く第2類に相当する漢方薬を扱える「登録販売者」の資格試験が誰にでも受験できるようになったのだ。日本社会における漢方薬の浸透はEBMなどよりもはるかに、歴史的・経験的に実証されていることを前回検証した。

 現代では、処方漢方薬とOTC漢方薬のほぼ同じ薬が簡単に入手できるようになり、国民には利便性が高くなっている。同じ東洋医学を駆使する鍼灸師は学術的にも戦略的にも積極的に参入すべきだというのが筆者の持論である。

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