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2016年12月21日号 No.502 |
「気功」を使った鍼灸技術を磨く方法 その6 陰陽における「間」三丹塾代表 福嶋日出行 ツイート
◎その5 治療に直結する感覚を養う
◎その4 望診は空間から実体へ(2)
◎その3 望診は空間から実体へ(1)
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気功における「間」とは気功を行ううえで大切な感覚は「間」を捉えることです。この「間」とは表現しづらく、感覚的にも漠然として捉えづらいものと言えます。しかし、芸術や芸能など何かを表現する世界では、「間」の大切であることがよく言われます。それでは、気功における「間」とはいったいどのようなものでしょうか。動作を陰陽で言うなら、伸ばす方向を陽、戻る方向が陰となります。 陽0%から徐々に伸ばすことで陽を増やしていきます。この伸びていく中にも当然、陰が含まれています。この陰の存在がなければ陽は伸びることができないのです。 陽が増していくのと同時に陰も増していきます。腕が伸びきってしまうと、実体では伸びが止まりますが、陽のエネルギーはまだそのまま伸びていきます。 やがて陰陽が拮抗した瞬間が訪れた刹那、陰陽の転換が起こります。そのとき、陰でも陽でもないカオスの状態となります。この一瞬こそが太極であり「間」なのです。 これは、波打ち際の波の状態に似ています。押し寄せる力に従い、波は砂の上まで流れて行きます。が、やがて引き寄せる力に従い戻って行きます。その戻りに転換する直前、寄せるでもない引くでもない一瞬が訪れます。この一瞬が「間」となります。 気功における気は昇降出入という運動形態で表現されます。「間」は、内外の気の出入の瞬間となります。気功における動作は気を淀みなく流していくための手段であり、その人自身の力みや歪、精神の状態をも表現するものです。 そのため、気功では意識と深く結びつき、気の流れを捉えながら陰陽の転換点での「間」を会得するためにも、自身と向き合い「内観」する姿勢が大切となります。 (続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます) |
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