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2016年12月28日号 No.503 |
【新連載】あはきメンタル~医療コミュニケーション編~ 第1回(プロローグ) 医療コミュニケーションとは~医療面接と問診の違いについて~(1)奈良雅之 (2)藤田洋輔 ツイート
(1)奈良雅之:目白大学大学院心理学研究科教授 (2)藤田洋輔:呉竹学園呉竹医療専門学校附属はりきゅう施術所専任教員 半年ほどの休みをいただいておりましたが、ここで「あはきメンタル」の新たなシリーズを開始させていただきます。今シリーズでは「医療コミュニケーション」というテーマの下、さまざまなトピックスを取り上げてまいります。また、執筆者は、奈良に加えて、あはき心理学研究会メンバーが担当させていただいます。 1.「医療コミュニケーション」を検索すると「医療コミュニケーション」という語は一般的には馴染みがなく、医療専門用語としても広く使用されてはいません。試しに、「医中誌Web」というデータベースで「医療コミュニケーション」という語を入れて論文を検索してみました(2016年12月17日)。するとヒットした論文は56編だけでした。ほとんどの論文が医学、薬学、歯学など鍼灸以外の領域のもので、鍼灸領域のものは1編だけでした(奈良雅之、戸村多郎、小島賢久、福田文彦、中村真通、藤田洋輔「鍼灸師を対象とした医療コミュニケーション・スキル尺度の開発」全日本鍼灸学会雑誌64(4), 204-211, 2014年)。 ヒットした論文の内容のほとんどは、患者と医療者とのコミュニケーションに関わるもので、医療面接に関する基本的な考え方や技能、態度を含むものでした。 2.医療コミュニケーションとは医療面接とは、医療従事者が患者さんの感情に配慮しながら対話技術を駆使して面談し、患者さんとの良好な関係を築きながら治療に必要な情報を得ることで、患者教育も含む行為である、などと述べると納得していただけるかと思います。医療コミュニケーションは医療面接と同義語といえるほど近い関係であることに間違いはありませんが、実際には患者-医療者関係だけを表す言葉ではありません。 (続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます) |
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