週刊あはきワールド 2017年1月18日号 No.506

◎◎はこう治す! 私の鍼灸治療法とその症例 File.33-3

不安障害患者の鍼灸治療(3)

~文明病に悩む現代日本…不安障害患者の症例~

日本伝統鍼灸学会評議員・経絡治療学会理事・平脈診研究会 真鍋立夫 


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臨床治験

 六部脈位平脈診治療の実際のノウハウは画面の都合で省略してまたの機会にご説明申し上げますが、次にこのような平脈診によって不安障害の患者を治療した実際例を紹介いたします。

症例:内〇千〇、女、45歳、職業:特別支援学級の教師。

主訴:とにかく疲れやすく、めまいや頭痛があり気持ちが落ち込む。

既往症:14歳の頃ネフローゼ、メニエル症候群…薬はなかなか効かなかったが、鍼をしているうちに良くなった。月経血の出血量が多く子宮筋腫で子宮を全摘した。

現病歴:3年前からうつ病と診断されて、コンスタン、パキシル、アモバン、レンドルミンを服用しているが症状は少しも変わらず治らない。コレステロールが高いのでコレステロール調整剤としてローコールを毎食後服用している。

随伴症状:常に肩がものすごく凝り、右坐骨神経痛、右上肢の大腸経の痛み、胃が重く下痢と便秘の繰り返しが続いている。今は治っているがチョイチョイ膀胱炎になる。

所見:見た感じは色白で肥満体質。食欲は正常と言っているが、よくのどが渇き水分を多くとっている。精神科薬物の副作用も疑われる。日中の排尿は2~3回で夜間は朝早くに1回ある。足が燃える。冬でも手足がホテル。頭が熱くノボセル。睡眠障害があり夜中によく目が覚める。夜は10時か11時には寝ようとするが寝つきが悪い。

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