週刊あはきワールド 2017年2月1日号 No.508

カイロプラクティック・オステオパシーの臨床応用 第12回

脊柱および隣接組織の診方・治し方(その12)

~頚椎の過前弯~

ホリスティックヘルス大谷治療室 大谷素明 


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 前回はJandaの下位交差症候群について、骨盤の前傾と腰椎の前弯過多がリンクしていて、腸腰筋や大腿四頭筋などの緊張が影響しているという話でしたが、今回はJandaの上位交差症候群についての話題です。

 この症候群は頚椎過前弯、あるいは過前弯による症状を理解するヒントとなるアイデアです。臨床的にもよく遭遇し、このアイデアが病態を分かりやすくしてくれます。

脊柱のカーブについて


図1
 頚椎の過前弯が今回の話題ですが、まず全体的な脊柱カーブについて見ていきます。図1にはABCの3タイプのカーブが並んでいます。そして垂線が第1頚椎と第5腰椎を通るように設定してあります。

 我々の脊柱のカーブは図1のBが標準的なカーブです。基礎となる仙骨底と水平線のなす角度が腰椎の前弯の過少と関連します。Aのように腰椎のカーブが強いと胸椎の後弯が強く、その上の頚椎も前弯が強くなります。またCのようにフラットなタイプは、頚椎が直頚椎あるいはストレートネックといわれる状態です。頚椎の過前弯もストレートネックも胸椎のカーブの影響を受けます。胸椎の後弯が強くて猫背になっていたら、頚椎が直頚椎ということはありません。逆に胸椎がフラットなのに頚椎が過前弯になることもありません。このようなことを頭に入れて過前弯やストレートネックを考えてください。 

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