週刊あはきワールド 2017年2月15日号 No.510

「気功」を使った鍼灸技術を磨く方法 その8

鍼灸も技術を磨く体力づくりが必要

三丹塾代表 福嶋日出行 


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 以前、ヘアードレッサーのビダル・サスーンが「髪は腰で切れ」と言ったと聞いたことがあります。どんな職業であれ、その仕事に対する基礎的な身体づくりは欠かせません。スポーツの選手は上虚下実の状態をつくり出すために、足腰を中心にからだづくりをします。鍼灸はどうでしょうか。

 鍼で求められる身体は肩の力を抜く、指先の力を抜く、胸の力みを抜く、そして心の力(緊張)も抜く、こうしたことになるかと思います。ところが虚中の実で、力を抜くためには力が必要になります。人の体に指先で触れる場合、強ければ細かな情報は得られません。浮かせて触れることや抜力して沈めることが求められます。

 また、鍼を持つ場合、鍼の芯を持つことや、刺入時に鍼先に指の重さを伝えるために抜力するなど、力の虚実の使い分けができる身体づくりが必要になると思います。そのためには、上体がリラックスしている必要があります。結局のところ鍼灸も上虚下実が大事な要素なのです。

 図1はお互いの指腹を合わせて力の加減を練習しているところです。指先に意識を集中し、ごくごく軽くタッチをすることから、徐々に圧を加えて行きます。着くか離れるかギリギリのタッチなので、最初はピッタリと圧を加えて押したところから徐々に力を抜く方が分かりやすいかもしれません。
 

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