週刊あはきワールド 2017年3月8日号 No.513

治療家のためのセルフエクササイズ 第11回

水平面のアプローチ(2)

~胸郭部~

ATC&鍼灸師 山下貴士 


◎第10回 水平面のアプローチ(1)
      ~頚部~
◎過去記事≫≫  もっと見る
 
 体のバランスを整える一つの方法として、体を矢状面、前額面、そして水平面の三つの面に分けて、トレーニングを行います。この三つの動作面の中で、ヒトにとって、水平面は特別な面です。これは、ヒトが二足歩行を行い前進するからです。ヒトの基本運動である歩行は、体幹の水平面で、胸郭と骨盤が反対方向に回旋しバランスを取りながら、動力を生んでいます。つまり、二足歩行のヒトが前に進むためには、体幹の回旋を伴わなくてはならないのです。

 これに対し、四足類の哺乳類や爬虫類は、基本的に体幹を上下や左右に動かす前額面や矢状面の動きによって前進するように進化してきました。ヒトは手を使うことで、脳が大きくなったともいわれていますが、もしかすると水平面の動きも、脳の発達に影響を及ぼしているかもしれません。その証拠に、一部の脳の病気は、体幹が固まり、水平面の回旋の動きを伴わずに前進するような症状も特徴としています。

 水平面は、移動動作にも関わる重要な運動面です。移動時の回旋運動は、無意識に行っているので、可動域の左右差があっても、なかなか気づくことがありません。

(続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます)

この記事の続きをお読みいただくためには、週刊『あはきワールド』(有料コンテンツ)のご購読手続きが必要です。

ご購読の申し込み ログイン(ご購読済みの方はこちら)




トップページにもどる