週刊あはきワールド 2017年5月3日号 No.520

カイロプラクティック・オステオパシーの臨床応用 第15回

脊柱および隣接組織の診方・治し方(その15)

~横突棘筋~

ホリスティックヘルス大谷治療室 大谷素明 


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 今回は脊柱の最もインナーな筋肉についてです。最もコアな筋肉といってもいいかもしれません。世間的にインナーマッスルというのもいろいろな意味で用いられていますが、これぞインナーといったところです。解剖学的にも小さな筋なので脚光を浴びにくいかもしれません。今回はあえてその筋に注目します。椎骨の触診ができないと正確な筋触診ができない最たるものではないでしょうか。

横突棘筋は回旋筋、多裂筋、半棘筋に分類される

 固有背筋群は長背筋群と短背筋群に分けられ、短背筋群の中に横突棘筋があります。名前のごとく椎骨の横突起と棘突起を結んでいる筋群なのですが、正確には横突起ではありません。

 解剖学的には起始するところは横突起なのですが、正確には頚椎では前結節とか後結節といった横突起部分ではなく、関節突起の部分です。椎間関節の後面です。また腰椎では、胸椎の横突起に相当する部分は上関節突起にある乳頭突起です。肋骨突起は肋骨の名残であって、横突起ではありません。したがって腰椎では、乳頭突起が起始になります。

 横突棘筋は回旋筋、多裂筋、半棘筋に分類されます。それらはいくつの椎骨を飛び越えて停止しているかによって分類されています(図1)。
 

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