週刊あはきワールド 2017年5月24・31日合併号 No.523

治療家のための薬の基礎知識 第5回

薬の副作用 その2

~薬の飲み合わせ~

千葉大学医学院和漢診療学非常勤講師 和光治療院・漢方薬局 平地治美 


◎過去記事≫≫  もっと見る

●副作用の原因(つづき)

 薬の副作用が起こる原因として、主に次のようなものがあります。

① 薬に対する過敏症
② 薬の適正量を超えて、薬を使用した場合
③ 本来とは異なる場所に薬が作用する
④ 薬物や食品との相互作用

 このうち、①②については、前回解説しました。今号では、③から予定でしたが、その前に④を先に説明します。

④薬物や食品との相互作用
 副作用の原因の一つに薬物や食品との相互作用、いわゆる「飲み合わせ」によるものがあります。

(1)薬と薬
(2)薬と食品(嗜好品も含む)

の飲み合わせがあり、どちらも注意が必要です。

(1)薬と薬の飲み合わせ
 市販薬も含め、薬を服用する際は必ず添付文書に目を通すことを習慣にしていただきたいものです。市販薬の添付文書や、薬剤情報提供書には必ず気をつけるべき飲み合わせの薬や食品がある場合は記載されています。

 薬と薬の飲み合わせについては、基本的には専門家である薬剤師が調剤する時に薬局で管理し、配合禁忌や配合注意の飲み合わせが処方箋に記載されている場合は医師に確認してから調剤します。

 注意が必要なのは、普段服用している薬のほかに緊急で薬が処方された時や自己判断で市販薬を購入した時です。例えば歯科で鎮痛剤や抗生物質を頓服で処方されたり、市販の風邪薬を買ったりした時に、いつも服用している薬との飲み合わせが問題になります。

 このような時に「かかりつけ薬局」があるとその組み合わせが問題ないか調べてもらうことができます。特に処方箋はなるべく1カ所の薬局で調剤してもらうことで危険を避けることができます。
 

(続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます)

この記事の続きをお読みいただくためには、週刊『あはきワールド』(有料コンテンツ)のご購読手続きが必要です。

ご購読の申し込み ログイン(ご購読済みの方はこちら)




トップページにもどる