週刊あはきワールド 2017年5月24・31日合併号 No.523

AZE SHIATSU(阿是指圧)の神髄 その23

アンバランスの要因②…体の前面、体の後面のアンバランス(19)

~肝腎要と腹部の指圧 パート3~

日西指圧学院 小野田茂 


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3.心

1)心の働き
 心はフィジカル要素とメンタル要素の2種類に分けることができます。

Ⅰ)フィジカル的要素(西洋医学)
 フィジカル的要素から見た心臓の働きはずばり、体が必要としている栄養(血液)を心臓から動脈を通じて体の隅々まで運び、使い終わった栄養(血液)は、今度は静脈を通じて心臓に戻すことです。血液とは各細胞に必要な酸素や栄養素を供給し、細胞から出る二酸化炭素や老廃物を心臓まで動脈と静脈を通じて運搬作用をします。血液を一定方向に回流させる力、すなわち血液循環のエンジン(起動力)は心臓の収縮にあります。

症状:心悸亢進症、狭心症、動悸etc。

Ⅱ)メンタル的要素(東洋医学)
 心(マインド)における精神的な状態におけるメカニズムを生理学的に証明することはいまだにできません。心がきれい、心で訴えるといった言い回し、また心の病、躁うつ病、ヒステリーetc、心が関係する分野は実に多く、またそういう言葉に使用される心というものを定義しようとすると、どこか漠然としてとらえどころがありません。明白に病理の範疇に入るものから主観的要素が高いものまでとらえどころがないのが心の存在です。気の動き(虚実)で解釈するとよりすっきりしますが、いずれにしても病気を気の病と記述するように心におけるフィジカルとメンタルは表裏一体ということは確かです。

症状:不眠、健忘症、動悸、不安etc。

2)背部における心臓疾患のポイント
Ⅰ)第7頚椎と第1胸椎の両側ゾーン
 第7頚椎と第1胸椎の背骨の両側のゾーンを含む直径5㎝ぐらいの円をイメージしたゾーンです。頚椎を屈曲するとポコッと出る隆椎を中心としたその近辺に硬結を見つけます。スマートフォンの使用過多やコンピューターの使用が当たり前になった職場において、たくさんの人が、ストレートネックになり、それに伴い背部痛を訴える人が増えています。背部痛が常習化すると体の前面の筋肉も硬直気味になりメンタル的疾患も加わってきます(図1)。
 

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