週刊あはきワールド 2017年6月14日号 No.525

◎◎はこう治す! 私の鍼灸治療法とその症例 File.38-2

副鼻腔炎などの鼻の症状はこう治す!(その2)

~上星穴を上手に使う治療法を用いた症例~

米山鍼灸院院長 鈴木信 


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上星穴を用いた症例紹介

 先週号では、上星穴を上手に使う治療法について説明した。今号では、鼻症状を訴えて来院し上星穴が奏功したと考えられる症例を紹介したい。

<症例1> 幼稚園児の副鼻腔炎

患児:N.S. 6歳 男児。

初診日:201X年 9月4日。

主訴:副鼻腔炎(付き添いの祖母からの言葉)。

現病歴:約2カ月前から鼻炎症状(鼻水、鼻詰まり、咳)が続いている。睡眠時にいびきをかくようになった。小児科で副鼻腔のレントゲン写真にて副鼻腔炎と診断された。同科で抗生剤を処方され服用しているが症状に変化がない。最近スナック菓子を食べる機会が増えている。

既往歴:特記なし。

家族歴:父親が幼少時に同病既往(患児と来院した祖母から確認)。

現症:やや肥満体型。胸腹部聴診異常なし。腹部打診異常なし。発熱なし。中耳炎症状なし。元気いっぱいな様子。上星、印堂に圧痛。

病態推論:アレルギーは不明だが鼻炎が長引くことで膿汁の副鼻腔内の貯留、炎症性の粘膜肥厚などが副鼻腔炎を誘発したのではないか。

 中医学的には、脾の運化作用低下、肺の通調水道作用低下、外感病(風寒邪)により陽明経の実熱、飲食不摂による胃気停滞、痰飲形成などが考えられた。

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