週刊あはきワールド 2017年6月21日号 No.526

「気功」を使った鍼灸技術を磨く方法 その11

「気」をキャッチするのも「気」

三丹塾代表 福嶋日出行 


◎その10 気の感覚を培う
◎過去記事≫≫  もっと見る
 
 三丹塾では必ず望診を行います。中心軸に対して首や腰の左右への偏在、膝のねじれ、背中の筋肉の隆起などなど、身体全体のバランスを時間をかけて診ていきます。ゆがみやバランスの悪さの原因が何かも同時にグループで話し合いながらの望診なので、時には1人に30分ぐらい費やすこともあります。その望診に私が気の滞っている場所を「気診」として加えていくのですが、よく「気が見えるのか」と質問されます。

 さて、ここでどう答えたらよいのかいつも迷ってしまうのです。見えるというほど確かなものでもなく、目で見ている以上感じるということでもなさそうです。視覚的に言えば「見えないけれど見える」という極めて不確かな表現となってしまいます(これは、個人的な感覚の話だということをご了承ください)。

 それで、今は「わかる」という表現にしています。気功教室で、時々「気」の感覚遊びをします。4人グループになって、各々前屈してもらい身体の堅い人を1人選びます。残りの3人で、たとえば自然界だったら「海」とか「山」とか「温泉」とか一人ひとりイメージする担当を決めてもらいます。この場合、イメージするものなど一切の情報を、前屈動作をしてもらう人に与えないことが絶対条件となります。

 それで、1対1で対面し、イメージする人は無言でイメージし、イメージし終わったら前屈動作を促します。すると、あるイメージの時に身体がゆるんで前屈動作ができやすくなるということが起こります。何回もやっていると身体がゆるむ場合も想定して、また違うイメージで前屈すると硬さが戻ってしまうのです。

 どうしてこのようなことが起こるのでしょうか?

(続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます)

この記事の続きをお読みいただくためには、週刊『あはきワールド』(有料コンテンツ)のご購読手続きが必要です。

ご購読の申し込み ログイン(ご購読済みの方はこちら)




トップページにもどる