週刊あはきワールド 2017年8月23・30日合併号 No.535

治療家のための薬の基礎知識 第8回

薬は本来の目的とは異なる場所にも作用する

千葉大学医学院和漢診療学非常勤講師 和光治療院・漢方薬局 平地治美 


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 今回は薬の副作用の原因の一つ「本来の目的とは異なる場所に薬が作用する」という問題についてです。

薬を作用させたい場所と別の場所にも同じ形の受容体があれば、
そこにも薬が作用する

 薬は飲んだり塗ったりして体に吸収された後、血液によって全身を巡ります。そして細胞膜表面にある「受容体」に結合します。もともとからだの中には、細胞に指令を伝えるさまざまな「伝達物質」があり、それらが受容体と結合することにより、細胞に指令が伝わります。それは「かぎ」と「かぎ穴」の関係に例えられ、ピッタリ合ったときに指令が伝わります。

 薬はこの仕組みを利用して作られています。薬は構造的に受容体にくっつくことができる形に合成されます。伝達物質が“本物の鍵”だとすると、薬は“合かぎ”のようなものと言えます。そしてかぎ穴にピッタリ入り込みます。
 

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