週刊あはきワールド 2017年9月20日号 No.538

『霊枢』 を読もう! 第4回

本輸(刺針の道理、五輸穴) 第2

欅鍼灸院 名越礼子 


 
黄帝が岐伯に問う刺針の道理について言うなら、十二経絡の分布の起点と終点、絡脈の分かれ出るところ、五輸穴が四肢の井滎輸経合の部位に留まるところ、六腑と五臓の表裏相関、四時の気候の影響がどのように人体に反応するのか、五臓の精気が注ぎ込む部位、経脈の幅、深浅、頭部から四肢末端までの距離などについて必ず知り尽くしていなければならない。これらの事情についての見解を聞きたい。

岐伯どうかそのことについて言わせてください。肺臓の脈気は少商から出ており、少商は、手の第1指の内側端にあり、井穴といわれ、五行では木になります。魚際に溜(したた)りますが、魚際とは手の親指の下の魚形の部位で、滎とします。ここから太淵に注ぎますが、太淵は魚形の後1寸の陥凹したところで、輸とします。ここから経渠に行きます。経渠は寸口の陥中で休まずに動いています。これを経とします。これより尺沢に入りますが、尺沢の部位は肘窩横紋中央のやや橈側で脈の拍動するところ、これを合とします。これが手の太陰の経脈に所属する五輸穴です。

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