週刊あはきワールド 2017年10月18日号 No.542

全力で治す東西両医療 第18回

ともともクリニック全力カンファレンス中継(7)

~あはきワールドは立体的に勉強できる;尿路結石をめぐって~

 (1)木村朗子(2)平岡遼(3)石川家明 


◎第17回 ともともクリニック全力カンファレンス中継(6)
      ~うんこドリルから、経穴効用(穴性)の解析手法を考える~
      (木村朗子・三井啓太・平岡遼・石川家明)
◎第16回 ともともクリニック全力カンファレンス中継(5)
      ~風のように颯爽と感冒を診られる医療者になりたい~
      (木村朗子・三井啓太・石川家明)
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(1)木村朗子:ともともクリニック院長
(2)平岡遼:ともともクリニックレジデント
(3)石川家明:TOMOTOMO(友と共に学ぶ東西両医学研修の会)代表

 本シリーズの姉妹編である“Resident.SeのBSL Diary”で、鍼灸師になったばかりのSe君が臨床デビューした最初の腰痛患者が尿路結石であったことを発表しました。その数日おいて今度は典型的な疝痛を訴える尿路結石の腹痛患者さんが来院しました。そのあたふたした対応ぶりが報告されました。そうしたところ、この「あはきワールド」で斯界の重鎮お二人の先生方が、尿路結石に言及されているではありませんか! Se君は臨床の神様が付いているかのようで、本当に恵まれている鍼灸師デビューです。「あはきワールド」読者も一粒で3度もおいしいお得感があったことでしょう!

■あはきワールドは不思議なワールド!

石川今回は重鎮の先生方にも言及する話なので、「Se先生」ではなく「Se君」にしますね。

木村前回の続きで「さん」づけか、「先生」づけかの話ですね。

平岡どうか「さん」とか「君」にしてください。実臨床であたふたしている様を皆様にお見せしていますので、「先生」はまだまだほど遠いです。

石川でも、臨床って、机上の勉強とは違った充実感があるでしょう?

平岡学んだことを患者さんに還元できたり、患者さんが喜んでくださったりしたときはとても嬉しく充実感もありますが、やっぱり自分の至らなさゆえに失敗ばかりしているので、へこむことの方が断然多いです。

木村まだ、卒業して半年ではありませんか。当たり前ですよ。チーム医療の一員として、しっかり研修できているのですから大事な時期です。

平岡そうですね。

石川それに、「引く」力があるんだな、Se君は。その後にも、この「あはきワールド」で続いて先生方から教えていただけるのだから。

平岡それにしても、人生最初の腰痛患者さんが尿路結石だとは…。「はじめから来ないでー!」と叫びたい気持ちでした。

木村ラッキーですよ。特異的腰痛を見逃さない訓練が最初からできる経験などそうめったに積むことなどできません。

平岡ええ、でも対応のちぐはぐさから予約をキャンセルされてしまい、後から石川先生から尿路結石の腰痛や腹痛は鍼治療が奏効すると教えられたので、その経験を逃してしまい残念でもありました。

木村尿路結石は統計的にはすごい増加の勢いでしたので、また腰痛や、腹痛でお出でになりますよ。

石川そう、今度こそ見誤らないようにしなくては。

木村それよりも、続けて尿路結石の話が連載されるなんて、「あはきワールド」で立体的に勉強できますね。

■見逃してはいけない腰痛を、どのようにして見逃さないのか

石川Se君の尿路結石腰痛は、「あはきワールド」の連載では、<新米鍼灸師の研修奮闘物語>シリーズでFile.3の「鍼灸院にも来ている!見逃してはいけない腰痛」、File.4の「電脳に負けない、人間ならではの推論」、File.5の「帯脈腰痛と分かっていれば」の3篇で説明してくれました。カンファレンスの実況中継なので、長くなっていますが、今から振り返ってみるとどうですか?

平岡全体としては、自分の失敗を指導者と一緒に振り返ることで気づけることや学ぶべきことが沢山あるんだなと気づかされます。同時に、過去を振り返って気づくだけでなく、次に同じような患者さんが来たときに同じ失敗を繰り返さないように未来への準備をしておく大切さも感じます。

木村このひとつの症例を通して一般的な腰痛との鑑別をもしているので、腰痛全体の臨床推論になっています。初心者には良い企画です。

石川読んでくれればね。(笑)
 

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