週刊あはきワールド 2017年10月18日号 No.542

『霊枢』 を読もう! 第5回

小針解(小針の運用) 第3

欅鍼灸院  名越礼子 


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 いわゆる語るのは易(やさ)しいという意味は、言うだけなら容易(たやす)いということです。入るのは難しいということは、その精微の道理について理解するのは難しいということです。未熟な医者は外見の形体だけを見るといわれますが、これはつまり形式的な刺法のみに捉(とら)われるということです。優れた医者は病人の神(正気)に注意するといわれますが、それは、病人の気血の有余不足の状態を把握し見分け、補瀉を行うことができるということです。神(正気)と客(邪)ということは、すなわち邪気と正気が共に血脈に留まっているということなのです。神とは正気を指しており、客とは邪気を指しています。(邪が)門すなわち体表にいるということは、邪気が正気の出入りする門戸の内外上下を循(めぐ)っているということです。まだその疾病を見ないということは、その疾病の診断ができていないということなので、まず、いずれの経脈の病変であるかを見分けるべきだということです。その原因を知ろうとしないでは、病原の所在は分からないのであって、どこの経脈の病かを知ってこそ、取るべき経脈とツボを決めることができるのです。
 

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