週刊あはきワールド 2017年11月15日号 No.546

マッスル鍼法実践コラム 第5回

押手をしない刺入

あんしん堂鍼灸院院長 宮村健二 


◎第3回 弾入のコツ
◎過去記事≫≫  もっと見る

〔ご案内〕

 奇数月の第3水曜日号で、「マッスル鍼法実践コラム」をお届けしています。今回は、押手をしない両手刺手管鍼法における刺入を取り上げます。押手をしない刺入が、鍼師にとってもお客様にとっても大変優しい鍼であることをご理解いただければ幸いです。

〔田植え圧鍼と呼ぶ新しい刺入法〕

 田植えといえば、昔はさおとめが田に入って1本1本苗を植えたものです。今や機械による田植えが一般的となり、人の手による田植えは昔話となってしまいました。

 人の手による田植えの仕方に倣って鍼を刺入するのが田植え圧鍼です。田植えは稲の苗の根元近くを持って水をはった田んぼに苗を差し込みます。田植え圧鍼は、弾入が終わった後、非利き手(下刺手)の母指と示指で鍼尖のごく近くで鍼体下部を持ち、この下刺手の力で鍼を組織内へ送り込みます。押手をする従来の管鍼法では、鍼体下部と皮膚は押手によってがっちり固められており、鍼体下部を持って鍼を押し下げることはできません。そのため、鍼尖から遠い鍼柄や鍼体上部を持って圧鍼しています。しかし、それは物理の原理に照らして明らかに不合理といえます。両手刺手管鍼法では、押手のあった場所に下刺手を配置し、鍼尖のごく近くから力を加えて合理的に圧鍼します。この仕方を田植え圧鍼と呼びます。

(続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます)

この記事の続きをお読みいただくためには、週刊『あはきワールド』(有料コンテンツ)のご購読手続きが必要です。

ご購読の申し込み ログイン(ご購読済みの方はこちら)




トップページにもどる