週刊あはきワールド 2017年12月20日号 No.550

『霊枢』 を読もう! 第7回

根結(経気の始まりと帰結) 第5

欅鍼灸院 名越礼子 


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岐伯天の気は下降し、地の気は上昇し、天地が互いに感応して、寒暖が推移していますが、気候における陰陽の道理は、こちらが少なければあちらが多いというように、平均していません。春夏に発生する疾病は、陰気が少なく、陽気が多く、陰陽が調和していません。一体、どこを補し、どこを瀉すべきなのでしょうか。秋冬に発生する病は、陽気が少なく、陰気が多いのです。陰気が盛んで陽気が衰えるので、茎や葉が枯れ、湿った雨が降り、陰陽が移り変わりますが、どこを瀉し、どこを補せばいいのでしょうか。不正の邪気が、経脈を離れて、その数も知れず、根結(脈気の始まりと帰結)も分からなくなってしまえば、五臓六腑三陰三陽の開閤枢(かいこうすう)(経脈の生理機能をいう。開放、閉合、枢軸の働き)の機能も失調してしまいます。陰陽は調和を失い、計り知れない疾病が発生します。九針の奥義(おうぎ)は、経脈の始まりと帰結を明らかにすることにあります。経脈の始まりと帰結が明らかになれば、一言で終わります。知らなければ針道は絶えてしまいます。
 

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