週刊あはきワールド 2018年1月24日号 No.554

◎◎はこう治す! 私の鍼灸治療法とその症例 File.45-2

パーキンソン病はこう治す!(2)

~パーキンソン病の鍼灸治療~

木更津杏林堂院長 金井正博 


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はじめに

 私の母は60歳台になり震えがひどくて悩んでいた。病名もつかないまま認知症になり施設のお世話になった。また、内科医を営んでいる叔父も同様に震えに悩んでいる。90歳になり、現在も医療法人の理事長として元気に暮らしている。

 母の震えを何とか治せないものかと考えていたが、良い神経内科がまだ開設されておらず、診断もつかないまま亡くなった。今思うと本態振戦ではなかったか? ご飯を食べようとお箸を口に近づけると震えがひどくなる。水を飲むのは大変だった。

 鎌ヶ谷総合病院神経内科の湯浅龍彦先生に出会い、パーキンソン病の鍼灸臨床研究をしようと声をかけてくださった。それがきっかけとなり、千葉鍼灸学会の仲間と本格的に臨床研究の勉強を始め、鍼灸治療がパーキンソン病に有効であることがわかった。結果は日本神経学会に発表されている。

PD患者さんに対する木更津杏林堂の基本治療

 当院のPD患者さんは毎月約10人の方が月に2~4回ぐらい来院している。何回か治療を試み、経過が良いと数年にわたって治療をなさる方が多い。

 当院では基本的に経絡治療本治法にて証に従い治療穴を決め、少数、浅鍼で行っている。私は片側治療を行っており、指標は足の長さを計測し長い方の脚の経穴に刺鍼をしている。証があっていれば揃うが、間違っているときには変化しない。揃うまで試行錯誤を繰り返す。

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