週刊あはきワールド 2018年3月14日号 No.561

随想

Subcultural Acupuncture (その36)

~「半制度型補完的医療」の鍼灸~

Body & Soul 箕輪政博 


◎その34 宗教と鍼灸3
◎その33 宗教と鍼灸2
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1.想起

 2018年は平成30年という節目の年であるとともに、明治150年(明治元年を1868年とすると正確には2017年?)というアニバーサリーイヤーである。最近の歴史学は近現代史の検証(学習)が中心になってきているので、さまざまな場面で明治時代や日本の近代社会を振り返ることになるだろう。筆者は特に、鍼灸の社会的位置や医療との関係について、近現代史を中心に研究してきた。この節目の年に、激動の明治時代を生き抜いた近現代の鍼灸について考察する。

2.回想

 筆者らが主催している「社会鍼灸学研究会」において、医療社会学者の佐藤純一氏は「日本の鍼灸は、近代医療に比べ、非常に曖昧で、部分的で、多義的で、恣意的なものであり、「半制度化」非近代医療である」と述べた。その「半制度化」の理由は、制度史を検証しなければわからないだろう。

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