週刊あはきワールド 2018年4月18日号 No.566

治療家のためのアロマセラピー 第24回(最終回)

女性ホルモン様作用のある香り

~バラとゼラニウム~

ACURE研究所 志茂田典子 


◎第22回 香りの取れない芳香
      ~梅と蝋梅~
◎過去記事≫≫  もっと見る
 
 今年は陽気のせいか、花の開花が早いようで、すでに八重桜も散り始めてしまいました。これから楽しめる花で、アロマセラピーでもよく用いられるのが、バラとゼラニウムです。この2つの香りは大変よく似ていて、両方とも「バラの香り」として使われることも多いのですが、生理的作用としても似た働きをするということをご紹介しましょう。

バラ(Rosa damascena

 精油が採取されるバラは、ダマスクローズやブルガリアンローズと呼ばれる品種が中心です。精油は花びらだけから採られます。水蒸気蒸留で抽出された精油をローズオットー、その過程の副産物である芳香蒸留水がローズウォーターで、これは化粧水や菓子・飲料の香りづけにも使われます。溶剤抽出されたものはアブソリュートと呼ばれます。いずれの抽出方法でも採取される精油の量は微量で、水蒸気蒸留で花の量の0.03%、溶剤抽出で0.09%と極々わずかで、これがバラの精油の値段が高い理由の1つになっています。安価なローズ精油として市販されている精油の中には、香りが似ているローズゼラニウムやパルマローザの精油が混入されているものも多く見られます。100%のローズオットーは10℃以下になると白っぽく固まりますが、固まらないものはゼラニウムなどの精油で偽和されているとみてよいでしょう。
 

(続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます)

この記事の続きをお読みいただくためには、週刊『あはきワールド』(有料コンテンツ)のご購読手続きが必要です。

ご購読の申し込み ログイン(ご購読済みの方はこちら)




トップページにもどる