週刊あはきワールド 2018年5月9日号 No.569

随想

Subcultural Acupuncture(その37 最終想)

~日本の鍼灸の実像~

Body & Soul 箕輪政博 


◎番外編 再び、Kの春
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(Photo by Umin)
 鍼灸を軸にしているとはいえ、脱線だらけの拙文を快く連載していただき、読んでくださる方がいることに感謝です。

 筆者は随想というよりも、鍼灸にまつわる客観的な事実をもとに考察する「小論文」を紡いできました。考察とは主観的な見解ですから、それが「想い」として随ったのです。

 その「想い」をこの辺りでまとめることとします。

1.想起

 鍼灸、この未知なるもの。永遠の複雑系である心身に対し、広範深遠なる理論を駆使してブラックボックス的に治療するのだから。神業か、はたまた魔術か、この術(すべ)は金属の細い棒を操って、不可視な経穴や経絡にアプローチし、ミステリアスな気を動かすのだ。いわゆる科学が醸成されたルネッサンス時代の遥か昔、中国で考案されたものは、科学の定義からは逸脱するが、古(いにしえ)より普遍的に人類に寄与してきた。この事実は東洋の民衆が首肯するだろう。

 しかし、そんな素晴らしい鍼灸を近現代の日本という国は蔑ろにしてきた。

 だから、想う。
 

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