週刊あはきワールド 2018年5月9日号 No.569

治療家のためのセルフエクササイズ 第25回

無意識の動作に学ぶ頚椎のリラクゼーション

ATC&鍼灸師 山下貴士 


◎過去記事≫≫  もっと見る

無意識の疲労回復動作

 首の痛みは、あらゆる職業に共通する症状ではないでしょうか。いうまでもなく、パソコン作業では、頭の位置が前に出すぎたり、長時間同じ姿勢を保つために、頚部に痛みを感じることがよくあります。また、座り仕事ではなくとも、頚部に不自然な力が加わった状況で作業する仕事も多いのではないでしょうか。施術家も例外ではありません。日々の仕事の中で、知らず知らずのうちに頚部への疲労をためている人も多いのではないでしょうか。

 このように首に疲労がたまった時に、それを解消するために無意識に行う動作があります。首をぐるぐる回したり(ストレッチ)、伸びをしたり、あくびをする人もいるかもしれません。これらの我々が自然に行っている動作の中に、頚椎の疲労回復に必要な大切な要素が隠れています。

ストレッチ

 首の筋がこって痛い時に首を回し、そこを伸ばすというのは、多くの人が行っている効果的なストレッチ動作です。ストレッチの際の注意点は、呼吸です。呼吸が止まった状態でストレッチしても、筋のリラクゼーションが得られません。呼吸は知らず知らずのうちに止まっていることもあります。息を止めていると、筋が伸びているように感じることもありますが、実は筋が収縮して逆効果になっている場合もあります。呼吸を止めないコツは、声を出しながら行うことです。声を出せるということは、息を吐いている証拠なので、呼吸をしているということでもあるのです。

 また、首のストレッチをより効果的に行うヒントは、筋をストレッチしているときに、少しひねりを加えることです。こうすることで筋の内部のより多くの線維を伸ばすことができます。

(続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます)

この記事の続きをお読みいただくためには、週刊『あはきワールド』(有料コンテンツ)のご購読手続きが必要です。

ご購読の申し込み ログイン(ご購読済みの方はこちら)




トップページにもどる