週刊あはきワールド 2018年6月13日号 No.573

◎◎はこう治す! 私の鍼灸治療法とその症例 File.50-2

膝痛はこう治す!(その2)

~膝関節に炎症徴候の見られる膝痛、炎症徴候の見られない膝痛の症例~

田村はり治療院 田村憲彦 


◎本シリーズの過去File≫≫  見る
 
 前回では、私なりの治療に対する視点と、膝痛を膝関節周囲自体に障害があるもの、膝関節周囲以外の影響によるものに大別して治療法まで書かせていただきました。

 今回はそれらの症例で症状が軽快したケースをご紹介させていただきます。

【症例1】膝関節に炎症徴候の見られたケース

年齢:64歳。
性別:女性。
職業:水道工事。
既往歴:(11歳)左腓骨骨折、(60歳)交通事故で右膝関節複雑骨折(部位・程度不詳)。
主訴:右膝の痛み。

現病歴:2カ月ほど前から急に、歩いていると右膝の前と内側にけっこう強い痛みを感じる。それまでは、痛みが出たりおさまったりで今回も今までと同じ感じ。思い当たる原因は、4年前に交通事故に遭い、右膝の骨折を手術しないでギブス固定だけで治し、医師からは骨の角度(頸骨と思われる)がズレていると言われており、そのためかと思っているとのこと。その医師から右膝は曲がらないですよと言われており、実際右膝を曲げようとすると痛みが強く、正座はずっとできないまま。安静時痛なし。仕事はできる。膝折れなし。他の治療は受けていない。

生活像:休みなく肉体労働をし、相当重いものも持つ。飲酒なし。喫煙なし。運動習慣なし。

身体所見:身長154cm。体重56kg。円背。熱感あり(右膝関節間隙内側を中心に)。腫脹あり(右膝窩、右膝内膝眼、右大腿部※周囲長測定なし)。圧痛あり(膝窩。内膝眼辺りは圧すると奥の方に違和感を覚える)。右膝屈曲時痛あり(約70度)。マックマレー内側半月板テスト陽性(膝関節奥の内側に痛み誘発)、外側は陰性。内反ストレステスト陰性。外反ストレステスト陰性。

治療
 それでは、行った治療に入ります。
 

(続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます)

この記事の続きをお読みいただくためには、週刊『あはきワールド』(有料コンテンツ)のご購読手続きが必要です。

ご購読の申し込み ログイン(ご購読済みの方はこちら)




トップページにもどる