週刊あはきワールド 2018年6月27日号 No.575

阿是指圧による体にある4つの首の治療 第10回

首(頚部)の治療

~その2 顔面のツボと首との関係~

日西指圧学院 小野田茂 


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勤め人の宿命

 1日の大半をコンピューター操作が占める勤め人がたくさんいます。コンピューターが作動するからこそ、サラリーマンの存在価値があるのだと思います。今後コンピューターをロボットが操作することになれば、完全に勤め人の仕事がなくなります。

 ロボットは、肩こりや首のこりもなく、ただただ仕事を続けるわけなので、効率はダントツに向上して会社にとっては万々歳な未来が来るんだと思います。

 そこまでのつなぎの何年かは、サラリーマンの仕事も減らないわけで、会社から不要と宣言させられるまで、コンピューターと格闘しなければなりません(図1)。


図1











五感

 顔には、いくつかの感覚を司るセンサーがあります。視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の五感が目、耳、鼻、口などの働きとして、普段何気なく行われています。

 この五感の働きに障害が生じると体に精神と肉体のアンバランスが生まれてストレスが体に蓄積します。

 この五感の中で一番敏感に反応して体のバランスを崩させ即座にダメージにつながる器官が、視覚を司る目です。

 目は脳の出先機関と言われています。この脳の出先の器官のショートが頻繁に起こると、俗に言われる肩こりの症状を呈します。

医者の苦手な肩こり

 事務職の仕事の大半は、椅子に座った姿勢でコンピューターの画面との、睨めっこです。睨めっこの主人公はもちろん目です。

 四六時中、目に負担をかけるコンピューター操作の仕事はもちろん脳も疲れさせますが、首や肩周辺のこりとしてストレスを蓄積します。肉体的ストレスが何をもたらすかというと精神的疾患を併発させます。

 典型的な症状が、自律神経失調症です。こんな症状を呈すると、たいていの人達は不安に陥り、クリニック(病院)に予約を入れて医者に診てもらいます。

 お医者さん曰く、「仕事のし過ぎで体にストレスが溜まっています。ちょっと仕事をセーブして旅にでも行かれたらどうですか。それでは,精神安定剤でも処方しておきますよ」。この辺が定番ですよね。

 西洋医学は最新のメカと最新の薬、この分野はやはり花形で、画期的な出来事があるとマスコミも大々的に取り上げます。

 しかし一般的人間の大半は、日常生活で遭遇する生活習慣病の対処の方が三食の飯を何気なく食べるように、もっと大事なことなのです。この辺の分野は、西洋医学はまったくもって、お手上げの状態です。

 そんなことは、とっくにわかっている一般庶民は、民間療法と呼ばれる、西洋医学に洗脳された今の世の医者達がナンセンスときっぱり切り捨てる療法に流れてゆき、それなりに満足しているというのが実は現状なのです。

 それじゃー、医者で診てもらうほどでもないのでと、気休めでもいいやーと、一般的行動として素人は、首がこったから首を揉んでもらえとばかりに、これも素人もどきの駅前のMOMIMOMIサロンに行って、肘でゴリゴリされて、ひと時の解放感を味わうわけです。

 ところが次の日に首筋が腫れて、最悪の場合、昨日までどうにか回っていた首が、痛みのためにまったく回らなくなり大騒ぎ。この程度のことでと思いつつ、病院に行くと医者がざまーみろと言わんばかりに、「でしょー、だからマッサージはいけません」と湿布薬をくれたりで、どっちもどっちの実力を見せつけたりします。

首の治療の順序

 首の治療の第一原則は、痛みや腫れがあれば

①揉まない
②たたかない
③強く押さない
④伸ばさない

の4項目を厳守しなければなりません(図2)。
 

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